色彩士検定とは
「色彩士検定」は、色彩に関する能力(知識と技能)に対して段階的な評価を行います。受験者は能力の到達度を確認し、合格者は「色彩士(Color Master)」として社会的な信頼を受けることができます。そしてさらに上級を目指すことによって、より高いレベルの色彩専門家として社会的に明確化されます。
また本会では、色彩士検定のレベル到達度を基準におき、実践的な色彩教育カリキュラムの研究を行っています。当面は、美術デザイン系専門学校における色彩教育の標準化を目標に定め、大学や、短大、高校教育におけるカリキュラムや、社会人のための教育講座カリキュラムの開発まで展開していく予定です。
平成19年より文部科学省推薦検定として認められました。
色彩士検定の内容
色彩士検定は「色を扱う人」の能力を明らかにするための検定です。したがって、基礎から幅広い知識と、実際に色を使うための技能の、両方に重点をおいて検定が行われます。そのため、理論問題と同時に、画材等(検定時に支給される)を活用した実習・実技問題が出題され、バランスの取れた能力が認定の対象となります。
「実践」に生かせる色彩能力を身につけた人材育成を目標とし、様々な分野のデザイナー、アーチスト、カラーコーディネーター、そして色彩計画担当者など、クリエイティブな業界や職業に必要な色彩能力を、段階的にはぐくみ認定していきます。